How?
解析工房の教え方。
小難しくて退屈な材料力学や有限要素法の座学をいかに教えるか。これが解析工房の特徴です。
解析工房は単なる講義ではありません。
まず言えるのが、講師と受講生の徹底的なコミュニケーションです。
このコミュニケーションの基本となるのがテキストです。
テキストは完全オリジナルです。テキストはそれ自体が完成品ではありません。要所要所がブランクになっており、「穴埋め式」になっています。講師の説明を聞きながらこのブランクを埋めていくことによって、はじめてテキストが完成します。
さらにテキストは最初にすべてを配布しません。講義の進捗に合わせて章ごとに配布します。そのテキストのブランクを受講生が埋めて、バインダーに順次、綴じていくことによって、自分だけのテキストが完成することになります。
材料力学と有限要素法のテキストのサンプルをぜひご覧になってください。本編は200ページを超える大作です。
さらに講義中は、講師が受講生に質問しまくります。正解がある質問もあれば、単に意見を聞くだけの会話もあります。受講生は内職をしたり、眠くなったりする暇はありません。
さらに有限要素法のメリットとデメリット、それに仕組みを理解するために実習を行ないます。
手計算を行なったり、有限要素法のアプリケーションを使ったり、実際の動作を確かめながら、材料力学と有限要素法を確実に身につけることができます。形状の定義、有限要素作成、解析、結果表示のすべてをフリー・ソフトで行なうことができます。フリー・ソフトは市販のソフトほど便利ではありませんが、有限要素法や解析の根本的な仕組みを理解するのに優れているのです。
皆さんがお使いの解析ソフトを使い、皆さんが設計している部品の解析を実習に取り込むことも可能です。
またこれまでCADLABで入手した解析の現象や事例をムービーを使ってわかりやすくご紹介します。例えば振動現象の説明では、「タコマ橋の自励振動による崩落」という衝撃映像を使って説明します。共振の説明では、男性4人でもビクともしない日本最大の釣り鐘を女性が指一本で揺する実験のドキュメンタリーのムービーを使って説明します。
講師の豊富な解析の経験と豊富な資料で材料力学と有限要素法、そして設計者の解析を伝授いたします。